
なんとなく疲れが抜けない。
眠っているのにすっきりしない。
気持ちが落ち着かない日が続いている。
そんなとき、「自律神経が乱れているのかな?」と感じることがあるかもしれません。
自律神経は、呼吸や心拍、体温など、私たちが意識しなくても行われている身体の働きに関わっています。
だからこそ、「自律神経を整えよう」と頑張りすぎるよりも、毎日の暮らしの中で少しずつ身体と心がほっとできる時間を増やしていくことから始めてみるのもよさそうです。
今回は、睡眠や食事、身体を動かすこと、リラックスする時間など、日々の暮らしの中で取り入れやすいことをまとめてみました。
自律神経を整えるって、どういうこと?
自律神経には、活動しているときに働きやすい交感神経と、休息しているときに働きやすい副交感神経があります。
どちらか一方だけが働くのではなく、そのときの状況に合わせながら切り替わっているものです。
仕事や家事、人間関係などで緊張する時間が続いたあとには、なかなか休むモードに切り替わりにくいと感じることもあります。
そんなときは、
「もっと頑張らなくちゃ」
ではなく、
「今の私は、少し休みたいのかもしれない」
と、自分の状態に気づいてあげるところから始めてみてもよさそうです。
1.まずは、眠る時間を見直してみる
忙しい毎日を過ごしていると、つい睡眠時間を削ってしまうことがあります。
でも、身体を休ませる時間が少なくなると、翌日まで疲れが残っているように感じることも。
毎日完璧な睡眠を目指すよりも、
- できるだけ起きる時間を大きくずらさない
- 寝る前は少し照明を落として過ごす
- スマートフォンから離れる時間をつくる
- 自分が心地よく眠れる環境を探す
- 寝る前に深呼吸や軽いストレッチをしてみる
など、小さなところから見直してみるのもよさそうです。
「何時間眠らなければ」と数字にこだわるよりも、朝起きたときの自分の感覚にも目を向けてみたいですね。
夜の過ごし方をもう少しゆっくり考えたい方へ
香りや音を使って、夜の時間を少しゆったりさせてみるのもよさそうです。
2.食事も「味わう時間」として楽しむ
自律神経のことを考えるとき、食事も毎日の暮らしの一部として見直してみたいものです。
「身体にいいものを食べなければ」と考えすぎると、食事そのものが負担になってしまうこともあります。
まずは、
- 食事の時間をできるだけ大きく乱さない
- よく噛んで味わう
- 温かいものをゆっくりいただく
- 季節の食材を楽しむ
- 食べているものの香りや食感にも目を向ける
そんなところから始めてみても。
食事は栄養を摂るだけではなく、香りや味、温度、食感など、いろいろな感覚を楽しめる時間でもあります。
「何を食べるか」だけではなく、どんなふうに味わっているかにも目を向けてみると、いつもの食事が少し違って感じられるかもしれません。
3.身体を少し動かしてみる
身体が重く感じるとき、激しい運動をしなければと思う必要はありません。
散歩をしたり、身体を伸ばしたり、肩を回したり。
その日の体調に合わせて、無理のない動きを取り入れてみるだけでもよさそうです。
特に、長時間同じ姿勢で過ごしていた日は、身体を少し動かすだけでも「こんなところに力が入っていたんだ」と気づくことがあります。
運動そのものを頑張るというより、
「身体を動かしたあとの自分は、どんな感じかな?」
と観察してみるのも面白いかもしれません。
4.「何もしない時間」をつくってみる
毎日の中には、仕事、家事、スマートフォン、SNSなど、たくさんの情報があります。
気づかないうちに、頭の中がずっと動き続けていることもありますよね。
そんなときは、ほんの少しだけ情報から離れてみるのもひとつの方法です。
たとえば、
- スマートフォンを置いてお茶を飲む
- 窓の外を眺める
- 音楽を聴く
- キャンドルや照明の明かりを眺める
- 外をゆっくり歩く
- 何もせず静かに過ごす
など。
「有意義なことをしなくてはいけない」と考えず、ただぼんやり過ごす時間があってもいいのかもしれません。
5.温かさを感じる時間をつくる
疲れているときに、温かいお風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んだりすると、ほっとすることがあります。
温かいタオルを首や肩にのせたり、足元を温めたりするのも手軽な方法です。
「温める」という行為は、身体の感覚にも意識を向けやすいもの。
今日は身体が冷えているかな。
肩に力が入っているかな。
少し休みたいかな。
そんなふうに、自分の状態を感じる時間にもつながります。
6.五感から「心地いい」を探してみる
自律神経のことを考えると、つい睡眠や運動など「身体を整える方法」に目が向きがちです。
でも、私たちは毎日、たくさんの感覚を使って過ごしています。
好きな香りを感じる。
美しい景色を見る。
音楽を聴く。
温かい飲み物を味わう。
誰かの手の温もりを感じる。
そうした小さな「心地いい」も、毎日の過ごし方を見直すきっかけになるかもしれません。
Rinkaでは、これを六感から整えるという考え方でまとめています。
嗅覚|香りで癒す
好きな香りを選んだり、植物の香りを楽しんだり。
視覚|目に映るものを楽しむ
自然の景色、アート、建物、光。
目に入るものを少し意識してみるだけでも、いつもの景色が違って見えることがあります。
聴覚|音に身をゆだねる
好きな音楽を聴いたり、自然の音に耳を澄ませたり。
何かを考えながら聴くのではなく、ただ音を感じる時間も心地よいものです。
味覚|味わうことを楽しむ
お茶やハーブ、季節の食材など。
いつもより少しゆっくり味わってみると、食事の時間も癒しの時間になります。
触覚|身体に触れてみる
手や足、肩などに触れながら、自分の身体の感覚を確かめてみる。
「ここが疲れていたんだ」と気づくこともあります。
自律神経を整えることを、頑張りすぎない
自律神経について調べていると、
「○○をしなければ」
「毎日○○するべき」
と、たくさんの方法が出てくることがあります。
もちろん、生活リズムを見直したり、睡眠や食事を大切にしたりすることは、自分の身体と向き合うきっかけになります。
でも、すべてを一度に変えようとすると、それ自体が負担になってしまうことも。
今日は早めに眠る。
今日は少し歩いてみる。
温かいお茶をゆっくり飲む。
好きな音楽を聴く。
香りを楽しむ。
身体に触れてみる。
そんな小さな選択の中から、
「今の自分には何が心地いいかな?」
と探してみる。
Rinkaでは、そんなふうに自分の感覚を頼りにしながら、心と身体のバランスを見つめていく時間も「整えること」のひとつだと考えています。
まとめ|自分に合う「整え方」を少しずつ
自律神経を整えるために、特別なことを始めなくても大丈夫。
まずは、今の自分の状態に気づくことから。
- ちゃんと眠れているかな
- 食事をゆっくり味わえているかな
- 身体を動かす時間はあるかな
- ずっと緊張したままになっていないかな
- 何もしない時間はあるかな
- 最近「心地いい」と感じたものは何かな
そんなことを、ときどき自分に問いかけてみる。
そして、その日の自分に合うものをひとつ選んでみる。
香りでも、音でも、光でも、味でも、温かさでも。
五感で感じた「心地いい」が、忙しい毎日の中で自分自身に戻る小さなきっかけになるかもしれません。


