
忙しい一日の中では、知らないうちに呼吸が浅くなっていることがあります。
仕事や家事に追われているとき、緊張しているとき、考えごとが続いているとき。
ふと気づくと、肩に力が入っていたり、呼吸が早くなっていたりすることも。
そんなときは、何か特別なことをするのではなく、少しだけ呼吸に意識を向けてみるのもよさそうです。
呼吸は、自分の意思でゆっくりしたり、深さを変えたりできるもの。
自律神経とも関わっているため、呼吸のリズムを整えることが、気持ちを落ち着けるきっかけになることがあります。
ここでは、日常の中で取り入れやすい、シンプルな呼吸の方法をご紹介します。
呼吸と自律神経の関わり
呼吸は、自律神経と関わりのある身体の働きのひとつです。
緊張しているときには呼吸が速く浅くなり、リラックスしているときには、ゆったりした呼吸になりやすいもの。
反対に、意識して呼吸をゆっくりにしていくことで、落ち着きを取り戻すきっかけになることもあります。
「なんだか力が抜けないな」と感じるときは、まず呼吸の速さに気づいてみるだけでも十分。
無理に深く吸おうとせず、今の呼吸を少しずつゆったりさせるところから始めてみるのもよさそうです。
まずは、ゆっくり吐く呼吸から
呼吸を整えようとすると、「大きく息を吸わなくては」と思うことがあります。
でも、最初から深く吸おうとすると、かえって苦しく感じることも。
そんなときは、吐く息を少し長めにすることを意識してみます。
やり方
- 楽な姿勢で座るか、横になります。
- 肩やあごの力を抜きます。
- 鼻から無理のない量の息を吸います。
- 口からゆっくり息を吐きます。
- 何度か繰り返しながら、少しずつ呼吸をゆったりさせます。
「4秒吸って、6秒吐く」など、数字を決めてもよいですが、苦しくなるようなら数字に合わせる必要はありません。
自分が心地よく続けられるペースを探してみてください。
お腹に手を置いて呼吸してみる
もう少し呼吸を感じてみたいときは、お腹に手を置いてみる方法もあります。
仰向けになって、おへそのあたりにそっと手を置きます。
息を吸ったときにお腹がふくらみ、吐いたときにゆっくり戻っていくのを感じてみましょう。
大きく動かそうとする必要はありません。
手のひらに伝わる小さな動きを感じながら呼吸していると、自然と呼吸そのものに意識が向いていきます。
眠る前や、少し静かな時間を過ごしたいときにも取り入れやすい方法です。
呼吸に意識を向けるだけでも
呼吸を整える時間は、長く取らなくても大丈夫。
1〜2分ほど、スマートフォンから少し離れて、自分の呼吸を感じてみるだけでもよいでしょう。
「今日は呼吸が浅いな」
「肩に力が入っているな」
「さっきより少しゆっくりになったな」
そんなふうに、自分の状態に気づく時間として使ってみるのもよさそうです。
呼吸を変えることだけを目的にするのではなく、今の自分の状態に気づく時間として考えてみると、無理なく続けやすくなります。
香りと一緒に呼吸を感じる
香りが好きな方なら、呼吸に香りを組み合わせてみるのもひとつの方法です。
お気に入りの精油を香らせながら、ゆっくり息を吸い、ゆっくり吐く。
香りを感じるために自然と呼吸へ意識が向くので、呼吸を整える時間が、ちょっとしたリラックスタイムにもなります。
ラベンダーやフランキンセンスなど、落ち着いた香りを選ぶのもよさそうです。
香りについて詳しく知りたいときは、
という選び方もできます。
呼吸を整える時間は、ほんの少しでいい
呼吸は、いつでもどこでもできる身近なもの。
特別な道具も必要ありません。
忙しいときほど、何かを新しく始めるよりも、今ある呼吸に少し意識を向けてみる。
それだけでも、自分の身体や気持ちの状態に気づくきっかけになるかもしれません。
朝の始まりに。
仕事の合間に。
お風呂上がりに。
眠る前に。
その日の自分に合うタイミングで、ほんの少し呼吸を感じる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
呼吸から、自分の状態に気づく
「なんとなく落ち着かない」
「身体に力が入っている」
「少し頭を休めたい」
そんなとき、まず呼吸に目を向けてみる。
呼吸を通して身体の変化を感じていくことも、自分をいたわる方法のひとつです。
無理に整えようとしなくても大丈夫。
その日の自分が心地よいと感じる呼吸から、ゆっくり始めてみるのもよさそうです。

