こんにちは。「Relaxation Cachett Rinka」のブログへようこそ。
今回は ラベンダー・スピカ（Lavandula latifolia） の精油についてご紹介します。
ラベンダーにはさまざまな種類がありますが、中でも ラベンダー・アングスティフォリア（真正ラベンダー） は、最もポピュラーなラベンダー精油として知られています。
しかし、ラベンダー・スピカは真正ラベンダーとは異なる個性を持ち、使い方や効果にも違いがあります。今回は 香り・成分・効果の違い を比較しながら、ラベンダー・スピカの特徴を詳しくご紹介します。
1. ラベンダー・スピカとは？
基本情報
- 学名：Lavandula latifolia
- 科名：シソ科
- 主な産地：スペイン、フランス、イタリアなど
- 抽出部位：花と茎
- 抽出方法：水蒸気蒸留法
- 主な成分：
- リナロール（鎮静・抗菌作用）
- 1,8-シネオール（抗ウイルス・去痰作用）
- カンファー（血行促進・鎮痛作用）
ラベンダー・スピカは、真正ラベンダーよりも 標高の低い温暖な地域 で育つため、含まれる成分にも違いが出ます。
特に 1,8-シネオールやカンファーが多く含まれる ため、香りや効果が異なります。
2. 真正ラベンダー（ラベンダー・アングスティフォリア）との違い
| ラベンダー・スピカ | ラベンダー・アングスティフォリア（真正ラベンダー） | |
|---|---|---|
| 学名 | Lavandula latifolia | Lavandula angustifolia |
| 主な成分 | 1,8-シネオール、カンファー、リナロール | リナロール、酢酸リナリル |
| 香り | スッキリ爽やか、ややスパイシー | 優しく甘いフローラルな香り |
| 主な作用 | 呼吸器系のサポート、筋肉疲労のケア、集中力アップ | リラックス、安眠、ストレス軽減 |
| 肌への刺激 | やや刺激あり（敏感肌は注意） | 刺激が少なく穏やか |
| 使用の注意 | 妊婦・乳幼児への使用は避ける | 比較的安全に使用できる |
| おすすめの使い方 | 風邪・鼻づまり、肩こりや筋肉のこり、集中したいとき | リラックス、安眠、スキンケア |
真正ラベンダーは リラックスやストレス緩和 に向いており、ラベンダー・スピカは 呼吸器系や筋肉ケアに優れている という違いがあります。
3. ラベンダー・スピカの香りの特徴
ラベンダー・スピカの香りは、真正ラベンダーに比べて スッキリとした印象 です。
カンファー（樟脳）の成分を含むため、少し スパイシーでシャープな香り が特徴です。
✔ ユーカリやローズマリーに似た 清涼感のある香り
✔ 気分をスッキリさせ、集中力を高める効果
✔ すっきりとした香りで 鼻づまりや風邪のケアにも最適
この香りの違いを知っておくと、目的に合わせて使い分けることができますね。
4. 期待できる効能・効果
① 呼吸器系のサポート
ラベンダー・スピカに含まれる 1,8-シネオール は、去痰作用・抗ウイルス作用 があり、風邪や鼻づまりに効果的です。
おすすめの使い方
- 蒸気吸入：お湯を張ったボウルに1,2滴落とし、タオルをかぶって湯気を吸い込む。
- ディフューザー：部屋に拡散し、鼻や喉の不快感を軽減。
② 筋肉疲労や肩こりのケア
カンファーには 血行促進・鎮痛作用 があり、筋肉のこりや痛みを和らげる 効果が期待できます。
おすすめの使い方
- マッサージオイル：
- キャリアオイル（ホホバオイルなど）10mlに対し、ラベンダー・スピカ2滴を混ぜ、筋肉のこった部分に優しく塗布。
③ 頭をスッキリさせ、集中力を高める
清涼感のある香りは、気分をリフレッシュし、集中力を高める のにぴったりです。
おすすめの使い方
- ハンカチやティッシュに1滴垂らして深呼吸
- ルームスプレーにして空間にシュッと吹きかける
5. 使用上の注意点
ラベンダー・スピカは カンファーを含むため、真正ラベンダーと比べると刺激が強め です。以下の点に注意しましょう。
✔ 妊娠中や乳幼児への使用は避ける
✔ 敏感肌の人は必ずパッチテストを行う
✔ 高濃度で使用しない（マッサージオイルにする場合は濃度1%以下が推奨）
真正ラベンダーは赤ちゃんにも使えますが、ラベンダー・スピカは少し注意が必要ですね。
6. まとめ
真正ラベンダー（アングスティフォリア） が リラックスや安眠向け なのに対し、ラベンダー・スピカ は 呼吸器ケア・筋肉ケア・集中力アップ向け です。
🔹 リフレッシュしたいとき → ハンカチやディフューザーで香りを楽しむ
🔹 風邪や鼻づまりのとき → 蒸気吸入やディフューザーで活用
🔹 肩こりや筋肉疲労のケア → マッサージオイルにブレンド
ラベンダーと一言で言っても、種類によって用途が大きく異なります。
ぜひ、目的に合わせて精油を選んでみてくださいね！
「Rinkaの小さな教室」では、精油の知識をわかりやすくお届けしています。
次回もお楽しみに！
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