1. シナモン・カシア精油とは?
学名・科名
- 学名:シナシナ
- 科名:クスノキ科
- 主な産地:中国、インドネシア、ベトナム
- 抽出部位:葉または樹皮
- 抽出方法:水蒸気蒸留法
シナモン・カシアは、中国シナモンとも呼ばれ、スリランカ産のセイロンシナモンとは異なる種類です。カシアの樹皮はより濃厚で、刺激的なスパイシーな香りが強いのが特徴です。
2.シナモン・カシア精油の主な成分
シナモン・カシアの精油には、以下のような成分が含まれています。
- 桂皮アルデヒド(シンナムアルデヒド):強力な抗菌・抗ウイルス
- オイゲノール(Eugenol):鎮痛作用、抗炎症作用
- リナロール(Linalool):リラックス効果
- ベータカリオフィレン(β-Caryophyllene):鎮静作用、抗炎症作用
桂皮アルデヒドが主成分であるため、刺激が強く、原液の使用は厳禁です。
3. シナモン・カシア精油の効能
①強力な抗菌・抗ウイルス作用
シナモン・カシアの精油は、強力な抗菌・抗ウイルス作用を持ち、風邪やインフルエンザの季節に役立ちます。特に空気中の雑菌やウイルスの除去に有効です。
②血行促進・体を温める効果
温める効果が強く、冷え性や血行不良の改善に役立ちます。 特に寒い季節に、マッサージオイルにリラックスして使用すると、血流を促進し、体を温める効果が期待できます。
③抗炎症・鎮痛作用
筋肉や痛み関節の痛みに対して、鎮痛効果を発揮すると言われています。温感があるため、痛みのある部分を優しく温めることでリラックスできます。
④精神的なリフレッシュ効果
シナモン・カシアのスパイシーな香りは、気持ちをリフレッシュし、活力を与えてくれます。集中力を高めたいときや、元気を出したいときにおすすめです。
4. シナモン・カシア精油の使い方
①ディフューザーで空気清浄
空気中の雑菌を減らし、風邪の予防に役立ちます。他の精油(オレンジ・スイートやクローブなど)とブレンドすると、よりバランスの良い香りになります。
おすすめブレンド:
- オレンジ・スイート + シナモン・カシア→ 温かみのある甘い香り
- クローブ + シナモン・カシア→ スパイシーで抗菌アップ効果
②マッサージオイルに防腐して使用する
体を温める効果があるため、冷えが気になる部分に優しくマッサージすると効果的です。 なお、シナモン・カシアの精油は皮膚刺激が強いため、キャリアオイルに1%以下に抑えることが必須です。
ブレンド例(キャリアオイル30ml):
- シナモン・カシア 1滴
- ジンジャー 1滴
- スイートアーモンドオイル 30ml
③ルームスプレーとして使用
抗菌効果を相談して、ルームスプレーとして使用できます。空間にスプレーすることで、風邪予防やリフレッシュに役立ちます。
簡単ルームスプレーレシピ:
- 精製水 45ml
- 無水エタノール 5ml
- シナモン・カシア精油 2滴
- レモン精油 3滴
5. シナモン・カシア精油を使う際の注意点
① 皮膚刺激が強いため、上限として使用する
シナモン・カシアの精油は非常に刺激が強いため、直接肌に触れないようにしましょう。マッサージオイルとして使う場合は、キャリアオイルで1%以下に希釈することが重要です。
②妊娠中・成人への使用は控える
妊婦さんや小さなお子様への使用は控えましょう。 特に妊娠初期は子宮を刺激する可能性があるため、使用は避けてください。
③万が一の使用に注意
シナモン・カシアの精油は、一瞬使用すると肝臓に負担がかかる可能性があります。連続使用は避け、適度な間隔をあけて使用しましょう。
④ 高濃度での吸入は心配
強い成分を含むため、高濃度で吸うと刺激が強すぎることがあります。ディフューザーで使用する場合も、低濃度で使いやすく、適度に換気をしましょう。
6. まとめ
シナモン・カッシア精油は、そのスパイシーで温かみのある香りと強力な抗菌作用で、特に冬の季節に活躍する精油です。
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